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デザイナー視点で見るこだわり

See from the designer’s point of view.

家具や小物などプロダクトデザインを手がける著名デザイナーが、建材の分野でも才能を発揮することは今や当たり前の様に浸透してきました。メーカーの想像を越える新しい視点が備わった革新的なデザイン、細部に至るまで緻密に計算されたタイルの表情は他と一線を画します。
今回は、今年新たにHi-Ceramicsに仲間入りしたデザイナー3組のタイルをご紹介します。

Tex by Raw-Edges

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“Looking around us, almost every object has its own particular texture, whether it is a natural or a handmade material.

Rather than designing new textures by ourselves, we have reached a print effect and created our reference tactile library by placing plasticine on objects and materials we thought were interesting.”  by Raw Edges
 

私たちの周囲を見回すと、自然界のものでもハンドメイドのものでも、全てのものには特有のテクスチャーがあります。
今回私たちは、自分達でデザインを起こすのではなく、それら面白いと思った素材が持つテクスチャーそのものを粘土に押し付けて型取る事にしました。
 

ーロウエッジズ

男性用のスーツやキッチンタオル、サマーブランケットなど様々なテキスタイルの柄を試行錯誤の上でタイルに落し込みました。
表面に施された釉薬は上品なつや消しで、タイルでありながらファブリックさながらの柔らかい質感をしています。
5種類のテクスチャーに加え、1色に3段階の濃淡をもたせており、それらがランダムにパッケージされています。
またひし形の形状は、布を拡大した時の織目からインスパイアされています。これら特徴を組み合わせることでリアルな「布」の造形を実現しています。

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Argyle

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Cube

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Chevron

形状は1種類の菱形ですが、大きく分けて3種類の配置パターンを組む事ができます。
パターンのバリエーションに、色の組合せについても思いのままに表現できる自由度があります。

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Raw-Edges

Yeal Mer と Shay Alkalay は共に1976年イスラエルのテルアヴィブで生まれ、ロンドンに移り2006年にRoyal college of Art で学位を取得後、Raw-Edges Design Studioを設立。
遊び心に溢れた挑戦的なアプローチで、家具、プロダクト、インスタレーションを生み出し、幅広く活躍しています。
世界中の人々の暮らしに、多彩なカラー、自由なモチーフや柄とともに、わくわくと心が躍るような高揚感をもたらしてくれます。


【主な受賞歴】
EDIDA、Design Miami/Baselなど多くの著名なデザイン賞を受賞。Arco や Cappellini,Established & Sons そして Stella McCartney などの海外の有名ブランドと多数のコラボレーションを果たしている。

Scratch by Studio Fuksas

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世界で数々の著名建築物を手がける設計事務所STUDIO FUKSAS代表の一人、ドリアナがタイルに落とし込んだデザインはテキスタイル、セメントや金属といった要素を感じながらも、素材感があえて突出することのないスタイルと自由なライン使いが際立つタイルです。2019年のミラノサローネで発表されたこのタイルは、空間そのものをモダンアートの様に仕上げます。

黒板に何度も何度も書き重ねられたように描かれたスクラッチは現在と未来、時間の経過を表現しています。
この製品は時間軸を超えて人々を惹きつける魅力を持つ、そんなメッセージが込められています。

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Doriana Mandrelli Fuksas

マッシミリアーノとドリアナが率いる、世界で最も著名な国際建築事務所の一つ。
40年以上にわたって、フクサスは、都市計画から空港、博物館・文化センターや音楽スペース、コンベンションセンターからオフィス、インテリアからデザインコレクションまで、非常に多様なプロジェクトを通じて革新的なアプローチを開発してきました。
ローマ・パリ・深圳・ドバイ・ニューヨークに本社を置き、170人の専門家を抱えるこのチームは、600以上のプロジェクトに携わり、ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ・アジア・オーストラリアで数多くの国際的な賞を受賞しています。 ドリアナはプロダクト部門を統括しています。

Balance by Victor Carrasco

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プロダクトデザイナー、ヴィクター・カラスコがデザインする上で着目したのは、“光” 。これまでの数多くのプロジェクトでその要素に注目してきた彼が目指したのは光と影が織り成すバランスです。ひとつひとつのピースが陰性のバランスを美しく見せる様デザインされ、表面の落ち着いたマットな質感が上品に光を受け止めます。サイズ違いのピースを組み合わせるとまた一際ユニークな表情を引き出せます。

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Victor Carrasco

1974年スペイン生まれ。バレンシア工科大学デザイン工学専攻。
世界的企業、ブランドでクリエイティブディレクター、プロダクト・デザイナーとして携わる。
主なクライアントとしてBoffi、Coalesse Steelcase、Gandia Blasco、Glas Italia、LZF、Paola Lenti、Vibia、Viccarbeなどがある。


【主な受賞歴】
2008年Prince Felipe Award、2016年German Design Awardを受賞

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aiuは、タイルや素材の原点にある「焼きもの」のいろはを学んだり、まつわる様々な景色を旅しながら、その素晴らしさをご紹介していく新たな情報ツールです。

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